正しい日本の家

僕らの世代(昭和40年代生まれ)としては、「スタンダートな日本の家」といわれて思いつくのが、ドラマ「寺内貫太郎一家」や「ムー」「ムー一族」でおなじみの、ちゃぶ台を囲んでみんなでご飯を食べているときに、小林亜星がきれて西城秀樹を庭に投げ飛ばすあの家ですね。TVがある和室で広縁の向こうに庭がみえるという間取の家です。あのころのドラマに出てくる普通の家は、和室と広縁があって、庭があって玄関が広くて、といった感じの間取りが多かったような気がします。また、日本で一番有名な間取の家「磯野邸」がありますね。和室と庭がある平屋建てのあの間取は、昭和生まれの僕らの琴線に触れるものがあります。

磯野家の間取図 いい間取ですね。でも洋式の間取のほうが慣れている平成生まれの人はどう思うんでしょうか?
3fa949f90cff87492bbf447d55d13da2

そんな磯野家に似た間取りの家がありました。2階を増築していますので平屋ではないですが、もとの造りは似てますね。立派な庭の在り様も同じです。
a5a90278a260d8bd14c5faaf6f9d6ef6

日本の家の間取りは、「洋式の間取りにはある部屋の独立性」は乏しいと思います。しかし、部屋を固定化した一つの目的に使うのではなく、リビングにしたりダイニングにしたり寝室にしたり客間にしたりとフレキシブルに使えるという利便性があります。限られたスペースを有効に使う工夫が随所にみられ、その様式美が日本の家の魅力のひとつですね。

コメントを残す